2009年6月19日金曜日

風になびく「クラッシックガーベラ」


クラシックガーベラ
Originally uploaded by comfortgarden


現在、鉢植え用に出回るポットガーベラや切花で出回るガーベラは、オランダで育種されたファン・ウェイク系というものが、主流になっています。茎の軸が太くフラワーアレンジには重宝するものですが、夏の高温多湿に弱く、なかなか庭植えでの栽培には向きません。そんな中、居住者のお客様の一人から「昔のガーベラは、良かったわねぇ~。」という声がありました。細立ちの一重の真っ赤なガーベラがよく農家の庭先などで咲いていたそうです。
 そのガーベラは、庭植えでも丈夫で毎年花を咲かせてくれる優秀な宿根草で、戦前~1970年代までは出回っていて、赤・白・ピンク・オレンジ・黄色などの一重咲き~八重咲きが各種揃っていたようです。そのガーベラは今は見かけることもなくなってしまいました。
 今回、機会あってその「昔のガーベラ」を手に入れることが出来ました。実物を目にして、今のガーベラとは全くイメージが違う清楚な花姿に惹かれ、ぜひコンフォートガーデンあざみ野の庭にも取り入れたいと思いました。
 園芸品種の植物でも、育種がなされていく中で忘れ去られてしまうものがあり、その中でお年寄りの方々が「懐かしい~」と思う植物があることを知りました。今後は、このような植物をどんどん増やしていきたいと思っています。


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