クレマチスのアレンジ
Originally uploaded by comfortgarden
月3回行っている園芸クラブで、居住者様達に、庭の切花とクレマチスを使ったアレンジメントを楽しんでもらいました。篭口は、特に人気がありました。
月3回行っている園芸クラブで、居住者様達に、庭の切花とクレマチスを使ったアレンジメントを楽しんでもらいました。篭口は、特に人気がありました。
クレマチスの世界で、功績を残された人物の一人に、神奈川県にゆかりのある小沢一薫さんという方がおられます。挿し木によるクレマチス増殖方法の確立や、数多くの品種を育種された偉大な方であったそうです。その品種の名称には、地元横浜周辺の地名がつけらています。都築・柿生・麻生・篭口(ろうぐち)・踊場・這沢(はいざわ)・入生・等など。コンフォートガーデンあざみ野の庭にも、数種類の小澤さん作出品種があります。今の時期は、篭口・踊場が満開です。
現在、鉢植え用に出回るポットガーベラや切花で出回るガーベラは、オランダで育種されたファン・ウェイク系というものが、主流になっています。茎の軸が太くフラワーアレンジには重宝するものですが、夏の高温多湿に弱く、なかなか庭植えでの栽培には向きません。そんな中、居住者のお客様の一人から「昔のガーベラは、良かったわねぇ~。」という声がありました。細立ちの一重の真っ赤なガーベラがよく農家の庭先などで咲いていたそうです。
そのガーベラは、庭植えでも丈夫で毎年花を咲かせてくれる優秀な宿根草で、戦前~1970年代までは出回っていて、赤・白・ピンク・オレンジ・黄色などの一重咲き~八重咲きが各種揃っていたようです。そのガーベラは今は見かけることもなくなってしまいました。
今回、機会あってその「昔のガーベラ」を手に入れることが出来ました。実物を目にして、今のガーベラとは全くイメージが違う清楚な花姿に惹かれ、ぜひコンフォートガーデンあざみ野の庭にも取り入れたいと思いました。
園芸品種の植物でも、育種がなされていく中で忘れ去られてしまうものがあり、その中でお年寄りの方々が「懐かしい~」と思う植物があることを知りました。今後は、このような植物をどんどん増やしていきたいと思っています。
芝生の一部の植え込みでは八重咲きキンケイギクが咲いています。近縁で一重咲きのオオキンケイギクは、生態系に悪影響を及ぼしかねないとして「特定栽培外来植物」に指定され栽培が禁止になっています。この「八重咲きキンケイギク」はオオキンケイギクに比べるとそれほど強健ではなく、あまり殖えません。コンパクトな株姿で、ポンポン咲きの花形が気に入っています。
コンフォートガーデンあざみ野の庭には、回想法をテーマにした庭「里山の庭」があります。小川の流れや棚田を配置した懐かしさをイメージする庭となっています。その流れの一角で、ハンゲショウが開花しました。
花に近い葉っぱの一部が白くなり花よりも目立っています。ほんと半分化粧をしているようで名前の由来どおりです。ドクダミ科だけあって、地下茎でよく増えます。